ドーバーの絶壁

MUSICとLITRATURE

ティアラこうとうへ行ってきた

今日は、ティアラこうとうへ、とある楽団の演奏会の録音をサポートするために行ってきた。

 

都営新宿線の住吉から歩いて3分ほどで、名前の由来となっているティアラを模したホールの外観が。

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東京っていろんなホールがあるなあ。ホールを巡るだけでも立派なツアーになりそうだ。

 

大ホールはシューボックス型。響きは割とあっさりとしてる印象を受けた。固定座席は1234席とゴロが良い。

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曲目はマンフレッドとコッペリア組曲からの抜粋。マンフレッドはオルガンが必要なんだけど、そこは電子ピアノで代用。指揮者からはオーケストラとの音量感についての入念な指示が。スピーカーから出る音と、生オケのバランスをとるのは難しい。

 

マイク越しでも、スピーカーから出た音はスコーンと抜けて聴こえてしまうし、それを考慮してか、やや遠めにマイクがセッティングされていた。

 

レオ・ドリーブという作曲家の、コッペリアのワルツは最高に優美なバレエ音楽でした。ええ曲や!!!

 


バレエ音楽「コッペリア」より ワルツ - YouTube

 

一つ感じたのは、客席用のマイクも欲しかったなと。ライブ録音なんだから、演奏が終わったところで飛び込んでくる拍手や歓声を大きく録りたかった。ホールのマイクだけだと、ちょっと大人しい。

 

あと、出来るだけ大きいレベルで収めようとピークメータとにらめっこしている中で、楽団員の譜面をめくる音とか、弓と譜面台が当たる音とかが、客席で聴いているのとではまるで違うように拡声されてしまう。これは、マイキングを変えるとちょっとは改善したりするのかな?

 

人間の耳のように、聴きたいものだけを選別する能力はマイクは持ち合わせていないから、やっぱり録音では録音の疑似サウンドになってしまい、その疑似サウンドをいかに感動的に出来るかが大事だと思うんだけど、それはやっぱり、客席で聴いている一番いい席に近づけるか、それともすべての音を明瞭に録ろうとするかで、考え方は違ってくるように思う。

 

帰り際に新宿のゴーゴーカレーに寄ってビジネスクラス(大盛り)を食べたら、お腹がふくれてノックダウン。20代後半にして、胃の衰えを感じた一日でした。