ドーバーの絶壁

MUSICとLITRATURE

ヨーロッパ近代史にハマった

今まで、”世界史”というものに若干の苦手意識を持っていた。大学受験の頃は世界史を先行していたにも関わらず、肝心の成績は振るわなかった。世界史マニアの友人に、「世界史のどこにそれほど惹かれるの?」と聞いたところ、「そりゃロマンがあるからだよ。…

Haward Goodall著、夏目大訳『音楽の進化史』

先週、池袋のジュンク堂にて大変面白い本と巡り会った。 ”はじめに”という導入部分の、以下の引用文を読んで欲しい。 音楽の歴史はまだ続いている。これからも誰かの創意工夫、新たな発見によって音楽は変革されていく。次の大きな飛躍がどこで起きるかはわ…

西蔭浩子『英語リスニングのお医者さん』

英語に関して、苦手意識を持っている日本人は多いと思う。僕もその一人であり、大学受験のときは英語が得意科目で、とりわけ読解は格好の点稼ぎにはなっていたのだけれど、いざ勉強という枠からはみ出した途端、字幕無しの洋画はサッパリ解らん、大衆小説の…

ケネス・B・パイル『欧化と国粋』

日本の政治は兎にも角にも高齢者びいき、それも当たり前で代議員が老人ばかりだから、それならば、若い人たちが政治を執ったらどうか・・・という事を考えたりする。ところが150年ほど歴史を遡ると、そのような実例が日本には存在している。時は19世紀半…

Pet Shop Boys / New York City Boy

とってもイケてる曲に出会ったので投稿! 1999年発表、Pet Shop Boysの『New York City Boy』! 有名な曲らしいので、ご存知の方は「ああこれね」ってなるかもしれないけど、僕が抱くNYへの憧れをそのまんま表現したような、キラキラとしたサウンド・・・ Pe…

ラフォルジュルネ2014東京でラフマニノフとベートーヴェンを聴いた〜その2

仕事で、1979年の紅白歌合戦の音源を聴く機会があった。司会は山川静夫と水前寺清子、最多出場は島倉千代子、初出場がサザン・オールスターズにさだまさし、選手宣誓に始まり、蛍の光で終わる、僕が未だ生まれていない頃の紅白。非常に活気に溢れている雰囲…

ラフォルジュルネ2014東京でラフマニノフとベートーヴェンを聴いた〜その1

先日は久々の投稿で日本文学史における不朽の名作、漱石大先生の『明暗』を、「会話文の凄さ」という観点から取り上げた。まあしかし、これは完全に筒井康隆『創作の極意と掟』の影響を受けている訳で、この小説の魅力の極々一端に過ぎないんだろうなと思う…

夏目漱石『明暗』

久しぶりのエントリー。そう言えば前回は、佐村河内守と、現代音楽の扱われ方についての所感を書いた訳だけれども、読み返すと改めてひどく退屈な内容だなあと思った。何でもいいからブログを書こうという見切り発車に時事ネタを絡めて、偉そうに自分の意見…

佐村河内守のゴーストライターは本業にて意外とキャッチーな『現代音楽』を描いていた

先日、「自分は音楽そのものを正しく聴いているんだろうか、評判やレッテルだけでその曲を判断してはいないか」という内容のブログを書いた。 そんな中、森下唯というピアニストの方が、「音楽についてのストーリー性」という題目と佐村河内騒動について語っ…

デュアン・オールマンの名言

いつもこの言葉に励まされています。若くして亡くなった天才スライドギタリストの名言をご紹介。ロックスターの名言[6/6�n] ■happyの素 どこに行っても、結局は同じことなんだ。 いい人間がいると思えば、どうしようもないバカもいる。生きていくためには、…

スーパーボウルでのレッチリのテープ演奏は名演である

2月2日のスーパーボウルのハーフショーで、レッチリが演奏した際、テープ演奏(いわゆる当てぶり)だったことが話題になっている。このことについて、同バンドのベーシストであるフリーがコメントを発表した。 レッチリ、スーパーボウルでのテープ演奏につい…

”佐村河内守ゴーストライター事件”と”ジョシュアベルの実験”から思うこと

クラシック界をゆるがす大事件が起こった。「全聾の天才作曲家」という触れ込みで世間を賑わし、交響曲第一番”HIROSHIMA”がプロのオーケストラに演奏され、曲のタイトルを冠した小説もバカ売れ(僕も読みました・・・)した佐村河内守氏のゴーストライターが…

スコセッシのSilenceが待ち遠しい!

僕の大好きな映画監督、マーティンスコセッシが遠藤周作の”沈黙”を映画化する。公開予定は2015年。非常に楽しみだ。 スコセッシと言えば、『Good fellas』『Departed』などのギャング映画、狂気のサスペンス『Shatter island』、The Bandのラストライブ…

個人的にとてつもない衝撃を受けた小説7選

このブログを目にしてくれた本好きの方々へ、僕が27年の人生の中でとてつもない衝撃を受けた小説をご紹介。人に自慢出来るほど多くの本を読んだ訳では無いけれど、どれもガツンと心に来る劇薬であること間違いなし。 安部公房『箱男』 箱男 (新潮文庫) 作…

冷たい熱帯魚

園子温監督の『冷たい熱帯魚』(2010年公開)を観た。 テンポの良いサスペンス作品で、残酷なシーンや性描写が多く観る人を選ぶが、個人的にはかなり楽しめた。あらすじは以下。 あらすじ: 熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切ってお…

Lizzie Ball

4月に僕の大好きなギタリスト、ジェフベックが来日する。 その際に恐らく来日するであろうバンドメンバーの中に、Lizzie ballというべっぴんさんのヴァイオリニストがいて、注目せざるを得ない。 LIZZIE BALL EPK - YouTube ラテン、ジャズ、クラシックと、…

今年Gunosyでお気に入り登録した音楽記事7選

通勤の時は、電車の中でGunosy(グノシー)を読んでいる事が多い。登録して自分の好みの記事を数個選ぶだけで、後は1日2回、淡々とニュースを配信してくれるアプリである。 内容はエンターテイメント系のもの、ネットで話題のニュース、Web制作についてのも…

Jonathan Safran Foerがスラスラ読めるようになりたい!

3日連続で英語記事!俺が英語を勉強している目的は、英語の本を原文のままで楽しみたい、というのが一番だ。 しかしながら、ただ英文に目を通しているだけじゃ、全然身に付かないと思う。まず発音出来ないと、スラスラと入ってこないし、その為に英語を聴か…

ブラックジャック英語版が面白い

昨日に引き続き、英語の記事をまた一つ。 一昨年、新宿の紀伊国屋で見つけたブラックジャックの英語版。英語の勉強ついでに、手塚治虫は別の言語でも感動出来るのか?という実験も兼ねて購入。 VERTICALというアメリカの会社から出版されている"Black Jack"…

NHK入門ビジネス英語

久しぶりにNHKのオンライン語学ページで、ラジオ英会話を聴いた。 入門ビジネス英会話という、やや優しめのフレーズを毎日教えてくれる番組。同じセンテンスを色々なシチュエーションで繰り返しリピートしてくれるので、キーフレーズが頭にスムーズに入って…

ウィーンの音の良さ、コンセルトヘボウの優しさ・・・※すべて未確認

またまた音楽の話題を。 世界3大有名ホール。オーストリアのウィーン楽友協会(ムジークフェライン)、オランダのアムステルダムはコンセルトヘボウ、ベルリンのフィルハーモニー・ホール。この3つは死ぬまでに一度は訪れたいと、クラシックファンなら誰し…

ティアラこうとうへ行ってきた

今日は、ティアラこうとうへ、とある楽団の演奏会の録音をサポートするために行ってきた。 都営新宿線の住吉から歩いて3分ほどで、名前の由来となっているティアラを模したホールの外観が。 東京っていろんなホールがあるなあ。ホールを巡るだけでも立派な…

東長崎の食について

今週のお題「僕の住む街・私の地元」 昨日は日が変わる前に更新するのを忘れていたために、ブログ継続日数が1日になってしまった・・・また1からのやり直しだけど、気合いを入れ直して頑張ろう。 ということで、はてなブログの「今週のお題」とやらに乗っ…

ベンチャーズのテケテケ!

ギターを弾いていたらこんな時間になってしまった・・・ 好きな曲を弾いてる時ってのは何て幸せなんだろうか。 中学生みたいだけど、ギターを弾いている時だけ、俺って世界中で一番格好いいんじゃないかというとんでもない妄想に浸ってしまう。 ただYoutube…

不遇の交響曲・マンフレッド

今週末に、都内のとある素晴らしいアマチュアオーケストラの録音を担当させて頂く。劇場からのラインをもらって2台のICレコーダーで録るんだけど、ピークに気をつけて、楽団員の想いを詰め込みたい。 メインの曲は、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲。…

モリ娘。

日付が変わってしまったのですが、昨日の22日の話。つんくによるモーニング娘。の重大発表がある・・・ということで、一体何が。。。と思いきや、蓋を開けてみるとauのCM決まったよ&森三中加えて新ユニット!という非常にほっこりする話題でありました。 …

滑り込み投稿

成功か!!??

週末の予定を書き出して聴覚と視覚、長調と短調へ

ブログってのは2日続けるだけでも大変なもんなんだなと思う。 だがしかし、俺にとっては2日連続更新の快挙!他にもやることはあるでしょうよ、って話なんだけど。 テーマはそれとなく浮かぶんだけど、いざ書こうと構えると2行ぐらいで終わりそうですぐに…

あるブログに触発されたのでタモリ本の紹介でも

Gunosyを朝の電車の中で読んでいて、ある記事が目に止まり大いに触発された。 これからブログを頑張ろうと思う人へ。まずは三ヶ月毎日書く。話はそれからだ。http://www.wakatta-blog.com/post_755.html/trackback まあ毎日やってみれば何かが見えてくるんじ…

2014年所感、俺'14(ワンフォー)について

モーニング娘。が紅白に出なくなってから久しいが、昨年(2013年)の紅白はアイドルとあまちゃんのゴリ押し、人・モノに映像を投射するプロジェクションマッピング技法の多用(のっけからNHKホールへの投影)、泉谷しげるの「お前ら拍手するな!」という…