ドーバーの絶壁

MUSICとLITRATURE

Jonathan Safran Foerがスラスラ読めるようになりたい!

3日連続で英語記事!俺が英語を勉強している目的は、英語の本を原文のままで楽しみたい、というのが一番だ。

 

しかしながら、ただ英文に目を通しているだけじゃ、全然身に付かないと思う。まず発音出来ないと、スラスラと入ってこないし、その為に英語を聴かなきゃならない。

 

回り巡って、読解力がついてくればいいなあと思っている。

 

そこで今日は、自分が初めて曲がりなりにも読み通した、洋書のベストセラー小説を紹介。

 

それは・・・・Jonathan Safran Foerの、『Extremely Loud & Incredibly Close』。

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9.11のテロで父親を失った男の子がニューヨークでの冒険を通して、その喪失に対しての答えを探していく物語。原題は、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』というもので、映画化されているのでご存知の方も多いはず。

 

なぜ読みやすかったのかというと、基本的に主人公の男の子、Oskarの独り語りによってストーリーが進むので、あまり難しい表現が出てこないから。Oskarがよく使うHeavy bootsという表現はこの小説ならではのOskar語だけれど、まあ何となく重たい気分なんだろうなというのは推測出来る。

 

また、この本は視覚的にも工夫が凝らされていて、いきなりカラーの文字が並んだページが出てきたり、文字が重なり合って最後は真っ黒になったり、赤い丸で単語が囲まれていたりという演出があって、飽きない。

 

作者はJonatha Safran Foer という人で、まだ36才の気鋭の文才だ。この本に続き、『Everuthing is Illuinated』という小説にチャレンジしたけど、こちらは挫折。表現がOskar語とは比較にならないほど難しかった。

 

『Tree of Code』というとてつもなく奇抜な作品も発表していて、本屋で初めて見たときにはびっくらこいた思い出が。(Visual Editions : Tree of Codes)

 

Heavy BootsはOskar君のおかげで何とか読み切れたけれど、他の小説を、もっとスラスラと、最後まで読めるようになりたいというのが当面の目標であります。