個人的にとてつもない衝撃を受けた小説7選
このブログを目にしてくれた本好きの方々へ、僕が27年の人生の中でとてつもない衝撃を受けた小説をご紹介。人に自慢出来るほど多くの本を読んだ訳では無いけれど、どれもガツンと心に来る劇薬であること間違いなし。
これだけ奇怪な発送とプロットの小説が他にあるだろうか?段ボールに穴を開け、その中で暮らす男の手記。安部公房は、後になってもずっと残る一文が散りばめられていると思う。
カフカ『変身』
- 作者: フランツ・カフカ,Franz Kafka,高橋義孝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1952/07/30
- メディア: 文庫
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これも凄い小説。ある朝目覚めたら虫になっていた男の悲しい物語。現代文学の永遠の古典。薄くて読みやすいのもGOOD。
東大教授が奨める云々のランキングで常に第一位に君臨する超大作。この本を初めて読んだときの読後感は忘れられない。『謎解きカラマーゾフ』を読むと更にこの作品の奥深さが分かって楽しみが広がる!
Keith Richards 『Life』
- 作者: Keith Richards,James Fox
- 出版社/メーカー: Phoenix
- 発売日: 2011/05/01
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ロックスターの翻訳書は決まって「俺は〜だぜ」のような口調に変換されてしまうけど、原書で読むとそれらのフィルター無しに、素直に心に入ってくる。特に前半で音楽について語ったところは、驚くほどスラスラ読めた。内容がとても共感出来るものだったので。
大森荘蔵『流れとよどみ』
感情はどこからくるのか?例えば脳内物質が放出されたところで、その「感情」がどこからくるかの説明にはなっていない、と思い、辿り着いた哲学の本。面白い。柳のお化けは脳内では無く、そこにいた!
小説ってこういう遊びも出来るんだ、と関心した本。とにかく「売れる」 要素が満載(悪い意味では無く)で、人の心を掴むことに長けた人だなと感心する。
最近は「古典的名著」と呼ばれる作品よりも、百田さんのようなベストセラー作家の本を読むことが多くなった。未知のものに対してやや億劫になっているのかも。
以上、哲学書も交えてかなり雑多な内容になってしまったが、個人的にはどれも読んで後悔はしない、その場の楽しさも、ずっと先の人生にも影響を及ぼすであろうオススメ本の7選であった。